忍者ブログ

shiolog

川崎詩織のブログ

[PR]

2024/09/20(Fri)23:48

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

No.|CommentTrackback

オバマっち

2009/01/22(Thu)11:10

    



"What a great moment to be alive"

就任式の前日、某アートギャラリーでポエトリーリーディングがあり、
そこで若い黒人の女の子が最後に読んだ言葉。

1月20日、この言葉を口にした人はきっと多いと思います。

この歴史的な日を写真におさめるべく、私の友達はみーんなDCへ。
私も最後まで迷いましたが、自分の住んでるブルックリンで迎える事にしました。

ウィリアムズバーグにあるバーで地元の人達と巨大スクリーンで見る就任式。

いわゆるアーティスト気質の人達が多いせいか、みんなシニカルで面白かったです。

ディックチェイニーが車椅子で登場すると笑い声があがり、
リックウォーレンが登場すると、ダイク(レズビアン)の人達からは
大きなブーイング。

11月のオバマの当選演説で号泣した私は、今回も泣く事になるのか
ちょっとドキドキしていましたが、大丈夫でした。
良い感じに現状を冷静に見つめている演説で、違う感動はしましたが。

いつまでも当選の余韻に浸っていないで、次を見てる感じが好印象でした。


個人的にはジョセフロウリー牧師のスピーチがお気に入り。

前日の詩を読んだ女の子にしても聞き手の心を掴むのが上手いというか、
盛り上げ方が上手いというか。
黒人の人のリズム感の良さなんでしょうか、これって。


それにしても国民全体がこんなにも政治に関心を持っている事は
やっぱり大切な事だなぁ、と改めて感じました。
生活する上での権利に対しての意識の高さは日本人が見習うべきとこかな、と。
特に若い世代。

自分で言ってて耳が痛い。


下の写真は、DCから帰って来てすっかりオバマ色に染まったルームメート。

これからアメリカがどうなるか注目ですね。






追伸! 歌手のジョンレジェンドが自身のサイトに就任式裏側の映像をのせてました。
彼をはじめ、ビヨンセ、JayZ, クイーンラティファなどなどがオバマと話してたり、
かなり貴重な映像なので、ちょっと長いけど見たい方はコチラ↓
http://www.kyte.tv/ch/11105-johnlegendtv#uri=channels/11105/321483

動画なのに写真と勘違いしてニコニコカメラ目線のバイデン氏がかわいい(笑)
PR

No.38|未選択Comment(6)Trackback()

Color of Peace☆

2009/01/08(Thu)05:12



私、お姉さんができました。社会的に正しくは、お義姉さん。
なんか固いからこの言葉嫌いだけど。



        


NYにこの前遊びに来た彼女からいっぱいいっぱい刺激をもらいました。


冬のニューヨーカーは黒を着てる人が多いので、
全身ピンクの彼女はNYを歩いてても目立ちまくり。

子供からはライバル視。彼女も子供にライバル視 (☆_☆)

知らないおじさんに『君いいね〜!』と話しかけられてもいました。


で、そんな彼女の作品が今ブルックリンの Flirt というお店に置いてあります。

ニット帽、ヒヨコピン、キノコちゃん達。

帽子やヒヨコピンは早速ブルックリンギャル達が買って行ったらしい☆

この広いNYのどこかで、彼女の作った帽子をかぶってる人がいるんだなぁ、
と思うとウキウキするのであります。
私がウキウキしてもしょうがないですが(笑)




世界が彼女ワールドに身を包んだら少しは平和になるのにな。
この帽子かぶる人はテロなんてしないでしょ(笑)


ちなみに私も帽子作ってもらいました!!! 毎日かぶってます。


          


ピース☆

No.37|未選択Comment(11)Trackback()

あばよ2008年!

2009/01/03(Sat)04:03



         



ってな具合に、年の瀬のNYは2009年から始まるオバマ政権への期待にみな胸を膨らませています。
31日に友達と街を歩いていた時も、

『bye bye 2008 and bye bye BUSH!! We made it!!』
(2008年もブッシュもバイバイ!やったぞ!)

とレストランの看板に書いてありました。


こういうユーモアにオープンなのがNYの面白いところな気がします。



さて、遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!


皆さんいかがお過ごしでしょうか?


私は日本から来て久々に会った幼なじみとすっかり意気投合して、
ハーレムのジャズバー st.nick's pub で最高の音楽と共に年越ししました。
狭くて古くて汚い場所ですが、本物の演奏が聴ける貴重なところです。
ジュークボックスとかまだあったりして。


そして、元旦には友達とミッキーロークの新作『レスラー』観てきました。
いやぁ〜男クサさ満開でした!
ジャズなんてくそくらえ、ロックだ!ヘビメタだ!という感じ。
ミッキーロークかっこ良かった!


こんな感じでなかなか振り幅の広い新年を迎える事ができました。


昨年はようやく日本に帰る事が出来て色んな人達に会えて嬉しかったです!
念願のビザも取れたし、周りの方々に助けられた一年でありました。


今年もなるべく地を這って生きていきたいと思っているので、
どうぞよろしくお願いします。

5月にまた帰るので、こないだ会えなかった人にも今度こそは会いたいと思ってます!


皆さんにとって素敵な、実り多き一年となりますように☆

No.36|未選択Comment(4)Trackback()

権利ってやつ

2008/12/30(Tue)17:18


ここ一週間くらい暖房が壊れていて、冬のNY ハッキリ言って寒いです

でもホリデーシーズンなので壊れた時には大家はすでに実家に帰っていて、
原因はどうやらボイラー室で、そこに行くには大家の鍵が必要とのこと。
数日待てばなんとかしてくれるというので、
まぁ、仕方ないか、と韓国人のルームメートと出した結論は、


『着込む』


そこに旅行から帰ってきたフランス人の行動は、


『キレる』


彼の主張は、家賃払ってるんだからホリデーだろうと、夜中だろうと直すのが大家だろ!


わかります、はい。ごもっともです。


でも、鍵がなきゃ動けないんだから何も出来ない上、
街はホリデーだから修理屋さんも家族と集まってるだろうし、呼び出すのは気が引ける私。


まぁ、数日後には何とかなるからさ、となだめようとしても

『寒くて寝れないよ!今日中に直すべきだ!』 の一点張り。


最終的に大家に鍵を速達で送らせるまでにかこつけたフランス人の勝ち。


権利の主張ってやつですね、これが。

彼の言ってることは正論だとは思うけど、本当にここまでする必要ってあったのかなぁ、と
思ってしまう私はやっぱり甘いんでしょうか。

こういう時、自分の押しの弱さを痛感します。

別にこのフランス人みたいになりたい、と言ってるのではなく、
世の中渡って行くにはこういう人達と関わっていく事は避けられなくて、
みんな権利を大声で主張しながら生きてるわけで、
自分なりにそれとどう向き合うべきか、を改めて考えさせられる出来事でした。


権利の主張の仕方ってどっかで教わったっけな?


まだまだ日々勉強です。





君達もそんなのんきな顔してる場合じゃないみたいよ

    




No.35|未選択Comment(4)Trackback()

NOWロマンティック

2008/12/22(Mon)15:24

         
         


日本に一時帰国してた時にジャニス・ジョップリンにハマってからというもの、
60年代、70年代ものが妙に目に付くようになったままNYに戻ってきました。

そう思って見てみるとマンハッタンとかブルックリンのレコード屋とか本屋は宝の山。

Virgin Record で$10で買った1970年のフェスティバル・エクスプレスを観ては
『混沌として何でもありな時代だからこんな面白い事が出来るんだ!』と思い、

某カメラマン主催のオークションでアレン・ギンズバーグが撮ったボブ・ディランの写真を見ては、
自分の知らない悶々としていたNYへの妄想を膨らませるのでした。


で、昨日観た映画も70年代にゲイを公言して、ゲイ権利のために戦い続けたサンフランシスコ市政執行委員、ハーヴィー・ミルクの伝記 『Milk』


人、コミュニティ、市、そして結果的に世界へと大きな影響を与えた彼は、
残念ながらあまり知名度は高くないけれど、
自分の戦いへ惜しまず情熱を注ぐ姿勢にただただ頭が下がる思いでした。


これ、かなり面白いです。みなさん、日本で公開したら是非観て下さい。



こうやって過去の人達の栄光を見ては楽しそうな時代だったなぁ、いいなぁ、
なんて思っていたのですが、今日お会いした編集者 Sさんに
『だめですよ〜前見ていかなきゃ。あの時代は良かっただなんて年とったらみんな言うんだから』
と一蹴されました(笑)



確かに、10年後に今のNY生活を振り返ったとき、
『あの頃NYで結構面白いこといっぱいしたなぁ〜』と思えるかどうか。
それを意識しながら今生活するのと、しないのとでは目に入ってくるものって大分違うんだろうな。。

過去がどうだったら。。。なんて想像するよりも、今目の前にあるものを意識して生活していこうと
密かに心に決めたのでありました。



ちなみに余談ですが、昨日映画をみた帰りになかなかこない地下鉄を待っていた時のこと。

一人の若者が電車を待ちかねたのかいきなり

『有名人の名前誰か一人あげてみろ!』

と、そこにいた人達に次々とからんでて、
小心者の私は目を合わさないように本を読んでるフリをしてたのですが、
なんせ真っ赤なコートを着ているので目立つ、目立つ(笑)


『そこの赤いジャケット、誰か名前あげられるか?』


と、問われ、とっさに読んでたボブ・ディランの本を見せたら、


『よーし、いいぞ!』


と、満足そうに去って行きました。


ふ〜 70年代に救われたぜ。。 

でもこんな面白い事が起こったのは他でもない2008年☆



No.34|未選択Comment(6)Trackback()