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川崎詩織のブログ

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Good Medicine Tastes Bitter

2008/02/15(Fri)13:13

      


ご無沙汰してます 皆さんお元気ですか?
母親のNY滞在から始まり、アシスタントの仕事で出張したりしてるうちに
あっという間に時間が経ち、気付いたらもう2月半ば。
がっつりと働いたお陰で5月に予定しているアメリカ横断の資金が貯まったぜぃ☆

今回のカメラマンとは仲も良い事もあり、出張になると声をかけてくれるのでNY以外のアメリカを見たい私としてはいつも密かにウキウキしてます。ウッキー☆
今回はサンノゼ、フィラデルフィア、バトンルージュ、ミシシッピ、メンフィス、ニューオリンズに行ってきました。
そういえば、高校の頃大好きだった山崎まさよし氏がブルースのルーツを探る旅 
みたいな番組でメンフィスを訪れていたなぁ。。。
あの時は遠く彼方に存在する一つの街としてしか考えられなかったけど、
実際に自分もその土地の土を踏みしめているんだ、となんだか感慨深かったのです。
しかし、毎度訪れて思うのはアメリカ南部の食生活の恐ろしさ。
高齢のじっちゃんばっちゃんも油もんをガツガツと食らっていて、
『あたしゃ胃がもたれるから、、、』とか言って天ぷらを端によけてる
日本のおじーさまおばーさまとはえらい違いです。

なるほど、アメリカ人は胃もたれ知らずか

ニューオリンズでは暗い内に街の風景を撮らなくてはいけなかったので、
メンフィスから5時間運転した後夜中2時まで撮影して、
明け方4時から撮影再開という強行スケジュール。
そして食べるものといえば 肉 肉 そしてもっと肉!!!
野菜? はいよ、ポテト! 足りない?はいよ、パン!
ってな具合なのでいくらなんでも私の胃はギブアップでした。
チャンスを見つけてはサラダ!サラダ!サラダ!と叫んでいました。
この生活にはさすがのアメリカ人カメラマン グレッグも『なんだか胃がおかしい。。』

ちょうど持ち合わせていた太田胃散を差し出すとまるで毒でも見るような
疑わしい目つきで『本当にこれ、、、効くの?』
『だ〜いじょうぶ!騙されたと思って試してみて!』
少し苦いかもね、という私の言葉にかなり恐れながらも頑張って飲んでました(笑)
その後に彼が太田胃散の虜になったのは言うまでもないでしょう。

いや〜良い薬です

写真は、今回の旅から。
初めて訪れたアメリカ南部 ただただ目に入ったものを見つめる様に撮りました。


      

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No.33|未選択Comment(7)Trackback()

一年去って、また一年

2008/01/01(Tue)06:05

           


年の瀬ですね あぁ でも日本はすでに2008年が始まってますね

先週はミシガンから友達が来てくれていたのに仕事が立て続けに入り、
忙しすぎてちょっと弱気になっていたくらいですが、
今週は打って変わってゆるり生活。スケジュールって上手くいかないもんです。
上の写真は私の通っていた学校International Center of Photography (通称ICP)
現在発売中の写真雑誌PhatPhotoさんで写真掲載させて頂きました。
テーマは写真で留学している日本人。
南しずかさんの文章が『夢だけじゃどうにもなりませんよ』と暗に意味していて
目を覚めさせられます。
時間会ったら見てみて下さいまし。


前置きが長くなりましたが、よく考えたら今まで自分のやっているプロジェクトについて書いた事なかったな、と思い年末を機に急遽紹介させて頂きます(笑)

ICP在学中から始めたプロジェクト『Marks』は文字通り体に刻み込まれたマークのある被写体をシンプルな白バックで、4x5という大判カメラで撮っているわけです。
NYに来て以来、自分自身を知る事の難しさ、苦しさを日々実感している川崎が
じゃあ他の人はどうやって自分と向き合ってるのか?と疑問を持ったとこから始まりました。簡潔に言えば、体に刻み込まれたその人の歴史を撮りたい。
亡くなった息子の名前を自分の体に刻み込んだ父親、10歳の頃ナチスに無理矢理番号を刻み込まれたホロコースト生存者、宗教儀式による自傷行為の傷跡を持つイスラム教徒等、さすがはNY 多種多様な人々を撮らせて頂きました。
私のプロジェクトに理解を示し、カメラの前に立ってくれる被写体の皆さんに少しでも信頼してもらえる様にいつも最大の敬意を払って撮影に臨むのですが、
そうすると不思議とその人達を通して自分を撮影してる感覚になる事がよくあるんです。こんな未熟な25歳の身でおこがましいのですが、被写体の小さな小さな一部分を自分の一部分と重ね合わせながら撮る、とでも言いましょうか。。
って、この口調誰だよ(笑)
このプロジェクトはLifetime Project として考えているので、
この先もっともっと様々な人を撮らせてもらえたらな、と思っています。
なのでもしどなたか良い被写体ご存知の場合は、是非教えて下さい。

下の写真は最新作 ラモーンズロゴのデザイナー アトロ・ベガ
伝説のバンドThe Ramones と1973年に出会い約30年もの付き合いの
終止符としてこのタトゥーを入れたとの事。
彼らとの歴史を背負っていく、というアトロ氏の姿は鳥肌が立つくらい格好良かったです。
一生忘れられない撮影となりました。

2008年、皆さんの歴史において素敵な年となりますように。


          

No.32|未選択Comment(14)Trackback()

こ育て

2007/12/09(Sun)08:58


かわいい かわいい アラビカコーヒーちゃん



    


木育てです。

思い返せばこの木を買ったのは、早くも一年前。
ちょうど部屋に植木が欲しいと思い、
ユニオンスクエアのファーマーズマーケットをブラブラしていた時に
出会ってしまったのです。

『上手く育てれば5年くらいでコーヒーの豆が出来るよ』

おじさんのこの何気ない言葉に松田◯子ばりにビビビッときてしまったわけです。
10ドルという手頃な値段にもビビビ

自慢じゃないですが、過去にサボテンさえも枯らしたこの私が
今では毎日水をあげ、お日様に照らし、栄養剤を与え、鉢を入れ替え、
葉っぱを丁寧に一枚ずつ拭いちゃったりなんかしたりして。
エチオピア産のため寒いのが苦手なので常に部屋は75−85°F(20℃くらいかな)に保ち、乾燥しないように霧吹きで定期的に水をあげています。
手がかかればかかる程かわいいものですね。
買った当初は10cmくらいだったこの木も今では50cmくらいになり、
季節関係なく次々と新芽が出てきて良い具合に成長しています。
鉢もそろそろ入れ替えなくちゃな。。

で、さっきどのくらいまで成長するのかね、と思い調べたところ。。。


Wild plants grow to between 7-12 m tall, and have an open branching system
(野生の木は高さ7−12メートルまで伸び、枝は広がる)


た、たっけぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!


ズバリ、縦にも横にも広がるでしょう  これはヤバい。
もちろんうちのはワイルドじゃないけど、きっと最低でも3mくらいにはなるんじゃないのか。。

エコノミー席に巨体が座ってるのを見るくらいのやるせなさ
マンハッタンの小さなアパートで大型犬飼うくらいの申し訳なさ
成長期でどんどん洋服が着れなくなる子の親の危機感


この子(木)の将来が一気に不安になりました







No.31|未選択Comment(8)Trackback()

ハラハラ

2007/12/01(Sat)14:41

ハラスメントには色んな種類があるんですねぇ。
セクハラ アルハラ アカハラ 
スモハラ ドクハラ パワハラ
こうやって並べてみるとなんだか楽しそうに見えるのは私だけでしょうか。

小学校で『ちゃん』付けにして先生が減給されちゃうまでには
後何年くらいですかね。

さてさて、今日はブルータス発売日らしいのですが、
悲しいかなここはNY。み、見れなひ (T_T)
まぁ、いつかお目にかかれるでしょう。
自分の写真が世に出るのはこんなにドキドキハラハラするもんなんですね。
知らなかった。。

ドキハラ


写真左:憂いカイ
写真右:素敵なフィリピーノファミリー☆



      



No.30|未選択Comment(15)Trackback()

みんな笑わなくなっちゃうだろう?

2007/11/24(Sat)14:23



フロリダはタンパにて、素敵な人達に会いました。
友達の彼氏のサンクスギビングディナーに何故か2年連続で出席。
フィリピンの人達は誰でもウェルカムで、本当に温かい。
昨年もかなり楽しかったけど、今回も相当笑わせて頂きました。

上の台詞は、最年長にして誰よりもでっかい声でジョークを言い飛ばしていた
愛くるしいおじいちゃんが言ったもの。
『俺がジョークを言えば、みんなの顔に笑顔が出来る。
 何でもいいんだよ。ハッピーになれば。
 俺が冗談言わなかったら、みんな笑わなくなっちゃうだろう?』

去年フィリピンからアメリカに来たばかりという、このおじいちゃん。
カタコトの英語なのに、伝えたい事はしっかりと伝わる。
妙に説得力があって、ずっと頭の中に残ってます。

去年も思ったのが、この人達は本当に楽しそうによく笑うんです。
で、気付くと自分も同じくらい楽しそうに笑ってる。
俗にいう『親父ギャグ』連発なのに、不思議な人達です。

ちなみに、私は本物のフィリピーナに認められるくらいフィリピン顔らしい。
打ち解けられる要素はもしかしたらそこにあるのかも。。




No.29|未選択Comment(4)Trackback()