shiolog

って事で、車でフロリダまで南下します。
だって、NY寒いんですもの。
しかも、４x５の旅という事で、写真アップ出来ないので想像して下さい。

チャイナバスに揺られて２時間、友達と合流すべく、
私は今フィリーこと、フィラデルフィアにいます。
どんな街なんでしょう。まだ全然分かりません。
そして、ここには一日しかいないので、きっと分かりません。
今のところまだ中国人しか見てません。

今日気付いた事は、チャイナタウンからの出発が結構好きだ、という事。
それはきっと自分の中での旅人のイメージと、わけの分からない言語でまくしたてられてる自分の姿とが合致して、それに酔えるから（笑）
いやぁーくだらないですねー実にくだらない！
でも、チャイナバスに乗った事のある人はちょっと分かるのでは。
朝食に買った甘すぎるアイスコーヒーを飲みながら、そんな事を考えてました。

そんな感じで今回の旅行で見たもの、感じたものを綴っていこうかと思います。

ここで、ご報告。
12/1発売のBRUTUS『ギター特集』でレスポール氏を撮影させて頂きました。
皆さん、お時間がある時にでもみてやって下さい。

うちの近所でダースベーダー君と友達になりました。

最近邦楽ばかり聞いています。
これは、日本、または日本語が恋しくなってきた人にみられる兆候で、
こないだNYに遊びにきたDC在住のカイも、同じような事言ってました。
カイを知ってる人ならお分かりでしょうが、
ハードロックで働く程アメリカンロック、ヒップホップ大好きなカイでさえ、
J−POPに癒されるのです。

恐るべしUSA


ちなみに最近ハマってるのは友達に勧められた
マッキー、こと槙原敬之氏。
なかでも『Love Letter』はかなりの名曲で、
itunesの再生回数を他の人に見られたら恥ずかしいくらい聴いてます。
ブックオフで本を買いあさり、作業中に邦楽聴きまくり、
しまいにはYoutubeでお笑いを見まくる。
こんな末期症状のアメリカ在住者に
ここまでふさわしいアーティストはいないですね（笑）

皆さん、何かおすすめの邦楽ありますか？
懐メロ募集中。

でも、アメリカ生活が嫌いなわけじゃないんで、
そこのとこは誤解しないで頂きたい！
ただ、やっぱり日本が好きなだけです。

ちなみにこれは、学校の友達が一年間かけて作ったうちらのPV。
これを見る限り私がNYで楽しんでいるのが分かると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=2YCY81A0H3A

　　　　　　　


１０月９日はジョン・レノンの誕生日で、
セントラルパークのストロベリーフィルドには
毎年沢山のファンが集まります。今年で彼は６６歳。
まさに老若男女とはこの事。
よくもまぁ、シワシワからピチピチまで、地味から派手まで、
ヒッピー達が駆けつけるものです。
朝早くから夜遅くまで、かの有名な『IMAGINE』を囲んで、
ジョン・レノン＆ビートルズメドレー。
青春を振り返りながら歌う人達、どんな時代だったか想像しながら歌う子達など、
毎度の事ながら、確実に次世代に受け継がれている様に脱帽です。


　　　　　

ちょうどこの日は、ビートルズをアメリカに連れてきた仕掛人、
シド・バーンスティン氏が来ていて、写真を撮らせてもらいました。
(なのに、ラボの手違いでネガがおじゃん。。思い出すだけで、キーッ）
９０歳近いこのおじいちゃん、なぜかライスコロッケを食べながら
『君、どっから来たの？ムシャムシャ。名前は？ムシャムシャ』
なんて話すもんだから、ミニライスコロッケが口から飛ぶ飛ぶ。
服にも、バッグにも、ライスコロッケ攻撃を受けながらも
なんとかカメラは死守し、無理矢理勧められたライスコロッケ食べながら
やっとこさ撮ったのに。。。キーーーッッ！
ライスコロッケとのほろ苦い思ひ出となりました。
写真送る約束したのに。。。

気付けば、ブログ更新も２ヶ月ぶり！ひえ〜
９月にブルックリンに引っ越したり、仕事で南部の方に行ったりと
バタバタしていた、というのは言い訳ですが、
その間にも『ブログ楽しみにしてるから更新してね（しろよ？）』
というお言葉を何人かに頂き、とても嬉しかったです。

ブルックリンは朝日、夕日の綺麗なとても温かい街です。
そのお話はまた２ヶ月後、、、じゃあなくて、また近々。

下の写真は、そんなブルックリンでバスを１時間待っていた時に
友達が撮ってくれた川崎です。


　　　　　　　　　

　　　　　　


２５歳になりました。

結構好きな数字です。コインもクウォーターが一番好きです。
最近気に入ってよく使っている言葉『四半世紀』
なんだか自分がすごい年を迎えたように聞こえるから。

世間一般で、２５歳とはどういう年なんでしょうか。
若いんでしょうか。それとも四捨五入してみそじの仲間入りなんでしょうか。
『こちら側』にいるべきなのか、それとも『あちら側』に行くべきなのか。
時間と経験を言い訳に出来ないラインまで来てしまった気がします。


蒼いバラと赤いバラを貰いました。

彼らは美しく切ない、静かに人の心をかき乱します。
かすみ草に視線を逃がす今の自分は、
いつになったら薔薇を直視できるようになるのでしょうか。

NYで迎えた誕生日は素敵なものになりました。

ました。　ICPから。
日本から旅立ってはや一年、先月末で無事学校を卒業しました。
で、それにあたり卒業展というのがあったわけです。

　　

日本での大学では英米文学科だった私にとって、『卒展』なんて聞くと
美大生っぽくてワクワクしてしまいます。
でも現実はそんなキレイ事では終わらない。
毎晩夜中まで学校でパソコンに向かって、目は充血、髪はボサボサ、肌はアレアレ。
やっとこさ出来たプリントをオーダーフレームに入れて、先生に見せたとこ、
『フレームない方が良い』
と言われ、１０万ほどフレームにかけた私は殺意を覚えつつも再プリント。

ま、というのも確かにフレーム入れない方が写真がイキイキしていたし、
せっかく広いスペースをもらえたので、こりゃでっっっっっっっかくしてやる！
ってな事で別に良いんですけど。。。
ってなってな事で、写真売り出し中。
あなたのお部屋にちょっとしたスパイスを加えてみては、いかがですか。

写真左：モデルになってくれたQuaminと。オーバーリアクションで感動してくれました。
写真右：いつでもどこでも駆けつけてくれる、なおちゃん。本当に有り難う。和牛炙り寿司も。。


　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　

そして、次の日は卒業式。
保護者様はイス、生徒は壁の裏側で立ってろ、というなんとも酷い扱いにもめげず
みんな無事卒業しました。
写真下は、何故か生徒と一緒に階段に座っていたICPの校長が、
私のGRデジタルに興味を示して撮った川崎の後ろ姿です。
これをご覧の通り、壁を隔てて式が行われていて、肝心の生徒はそっちのけ。
これで少しICPがどういう学校か分かるのではないでしょうか。

そんな事言いつつもこの一年は結構楽しかったです。
友達にも恵まれました。
一匹狼のプロである写真家集団ですが、意外とみんな寂しがりやの集まりで、
卒業してからもよく何かと理由をつけて飲んでいます。

下の写真は、ニュージャージーから見たマンハッタン。
きっと世界一有名な夜景。
家族や、友達のいる東京を離れてNYへ来ましたが、
まだ自分がこの中にいるんだ、という実感はありません。
この少年達の様に、自分も未だ遠くにあるこの街をじっと眺めているに変わりない。
ニューヨーカーになる道のりはまだ長そうです。


東京の夜景はどんなだったっけか。。。