マンハッタンから電車で一時間ほど北上したところにある、
コネチカット州に行って陶芸してきました。
幼い頃何年か過ごしたところでもあり、転勤族で一つの土地に対しての記憶のうすい私にとっては、数少ない「懐かしい」と感じられる土地です。
20年来の友達の家が私の第二の実家でもあり、行く度に
「お邪魔します」じゃなくて、「ただいま」
朝の空気は澄んでいて、緑が多くて、ちょっと歩くと海もあって、
夜には満点の星空。
そんなとこは世界中にいくらでもあるだろうけど、
いつでも迎え入れてくれる人がいる程幸せな事はないな、と。
マンハッタンの一人暮らしも決して嫌いじゃないけど、
私にはこういう温かみも必要なんだ、という事を再確認しました。
ここ数ヶ月間、ハーレムのソーシャルワーカーの写真を撮らせてもらっています。
彼女は40年間くらいハーレムで活動していて、今は働いている親を持つ子供達を学校帰りに預かって面倒をみています。
ハーレムは一時期と比べてかなり治安も良くなり、
街の雰囲気も大分改善されたけど、黒人の白人に対する嫌悪は根強く残っているし、子供の非行率も相変わらず。
親達は、言葉も通じないこの国で生きて行く為のお金を稼ぐのに必死なので、
子供を十分に構ってあげられないのが現状で、学校も十分なお金がない為、
面倒みるにも限度があるし、設備も教材も揃っていない。
子供達は、破った教科書を宿題に持って帰ってきます。
そんな子供達に「帰りを待っていてくれる人がいる場所」を提供したい。
御年68歳の彼女はそう言って、13人ものパワフル小学生を相手に
毎日走り回っています。
その騒ぎ様といったら半端ない!同じ場所に1分ともたない。
3人集まるとすぐケンカ。
で、みんな一斉にしゃべるから何言ってるか分からない(笑)
そんな小さなモンスター達。
まだまだ書く事は沢山あるけれど、今日はこの辺で。
写真左:人はこんなに疲れ果てて何処へ帰るのか。
写真右:ハーレムにあるアポロシアター。今や欠かせない観光名所の一つ。
写真下:どうやらこの猫にも帰る場所がある様子。
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無題
2006/12/20(Wed)15:52
写真素敵☆
詩織芸術家になってゆくね。 あぁ
ハーレム聞いたことはあるけど、実態に触れるなんてすごい体験! 問題はいっぱいありそうなところだけど、暖か身もいっぱいありそうなのが伝わる。
ちおりちゃん またの偵察報告まってるでぇ~☆
No.1|by hiroko|
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